個人メモ

間違いの指摘、助かります。

便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス)

☆便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス

便秘時の指示:便秘2日目でレシカルボン座薬、3日目でラキソベロン内服etc

・ケンエーG浣腸50% 60ml 1個

直腸付近の便秘に。

ラキソベロン10ml 1回10-15滴をコップ一杯の水で薄めて飲んでください。

4分の1以上の服用で下痢になる。腸内細菌叢で分解され腸管刺激作用。

・330mgマグラックス錠(カマグ)6錠分3

 水を吸収し、増大することで腸管蠕動を亢進させる。9錠分3まで増量可能。Mg濃度をフォローする。

cf)無効な場合は、大建中湯、D-ソルビトール、アミティーザ25μg1T/1x~2T/2xで対処。直腸にあるのであればGE浣腸を複数回かけて摘便する。

・フォルセニド12-24㎎分1

・センノシド(アローゼン)1g分1

 腸内細菌により腸管刺激物に変化。12時間持続するので就寝前に服用し、翌朝排便。IBSなどには使わない。

・新レシカルボン坐薬1個

・麻子仁丸3包分3(食間か食前)が有効なことあり

・大建中湯15g分3食前

イレウスの再発予防に。

ラクツロース30ml分3

・D-ソルビトール5g分2

 腎不全の便秘時に便を軟便化する。ラキソベロンプルゼニドも使用可能。透析導入が必要な腎不全時にマグラックスは不可。

注)

センノシド→大建中湯併用→ラキソベロン10滴→15滴→半分⇒無効ならCSをすること。

cf)

・マグコロールは透析でなければ腎機能あまり気にしなくて良い。

ニフレックは内圧が上昇するので注意。イレウス疑いの人には使わない。

ラキソベロンは時に虚血性腸炎になり得る。既往のある人には使わない。

cf)向精神病薬内服中の頑固な便秘や腹部膨満

・マグミット(330)6T/3x

・大建中湯15g/3x

・アミティーザカプセル24μg 2C/2x朝夕

・ワゴスチグミン散(0.5%)20mg/2x朝夕

ラキソベロン2.5mg 2Tネ前

(パントシンやラクツロースなども有効)

<サブイレウス/麻痺性イレウス

・パントール250mg/1ml 1A+生食100mlを1日1~3回(最大500mgを1日3回)

cf)癒着性イレウスの手術適応の判断

癒着性イレウスに対し、NGチューブから胃内容物を吸引した後に、ガストログラフィンを50-100ml注入し、6-24時間後に撮影し、右横行結腸に造影剤が認められれば、感度92%、特異度93%で手術治療なしで治療可能と判断できる。