個人メモ

間違いの指摘、助かります。

更新情報

ここは

当直メモ http://tantanoboegaki.blogspot.com/

薬剤メモ http://tantanoboegaki2.blogspot.com/

のバックアップです。

2018年1月投稿分が初回版(当直メモ~薬剤メモ)

2018年11月投稿分が初回版からの更新分(当直メモ~薬剤メモ)

今後は初回版からの更新分を掲載する。更新分が複数あるときは日付の最近のものが最新版となる。

2018年1月投稿分

<当直メモ 目次>

中年以降の突然発症の激痛

急性薬物中毒

骨折

胸痛

胸部大動脈解離の除外

肺塞栓の除外

心電図のpitfall

腹痛

上腹部痛

右季肋部痛

左季肋部痛

右下腹部痛

左下腹部痛

下腹部痛

腹部全体痛

臍の痛み

腰痛

頭痛

髄膜炎

ステロイド力価

頚部痛

軽症頭部外傷

意識障害

TIAでの入院基準

頭部MRIの見方

血糖値とNaの関係

失神

弁膜症の手術適応

痙攣

眩暈

ふらつき

呼吸困難(SpO2の低下)

人工呼吸器について

血ガスについて

嘔吐

急性胃腸炎

下痢

吐血、下血、血便

便潜血について

吐血で緊急内視鏡適応でない場合

過換気症候群

不眠症

頸椎捻挫

高血圧

鼻出血

かぜ

妊娠中のインフルエンザについて

咽頭

尿管結石

発熱

敗血症性ショック

蕁麻疹

動悸

Afでの抗凝固療法開始基準

頻脈性不整脈の鑑別

徐脈

蜂窩織炎/壊死性筋膜炎

裂創/切創

爪の外傷

動物咬傷

指趾切断

多発外傷

熱中症

しびれ

こむらがえり

臀部痛

粉瘤

異物

気道異物

鼠径ヘルニア

肩こり

肘内障

顎関節脱臼

関節痛/骨痛

義歯誤飲

熱傷

慢性咳嗽

歩行障害

呂律困難

麻痺

体重減少・食思不振、いつもと違う

血算の異常

CPA

高血糖

自己抜去(PEG/フォーリー/胃管/気管カニューレ)

脂質異常

糖尿病

入院させた後に気をつけること

胸腔ドレーンの入れ方

中心静脈留置カテーテルの入れ方

ステロイドテーパリングの方法

CFやGFで癌が見つかった時のムンテラ

針刺し時の血液検査

CTの読み方

イレウス管留置方法

CFのフォローアップ期間

結核の診断と結核が見つかった時の対応

ポリペク後の抗血小板薬の再開時期

間質性肺炎の分類と治療

ウィルス性肝炎の治療

胃炎の京都分類

インスピロンの設定について

内視鏡時の抗凝固薬、抗血小板薬の取り扱い

輸入感染症

調理師の便培養陽性

経口投与抗生剤のバイオアベイラビリティ

脂肪肝

PEG患者の嘔吐

健診で尿潜血陽性が出た場合

内視鏡の肉眼分類

胃瘻交換

終末期の予後予測ツール

酸素指示

浮腫の原因

PSAについて

IVH後に肝機能異常をきたした場合

CEA軽度上昇について

カテ熱(CRBSI)について

ワクチンについて

ペースメーカー植え込みや胃瘻患者の死後対応

医療区分について

感染対策(インフルエンザ、ノロMRSAなど)

梅毒検査について

免疫抑制、化学療法開始時のHBV再活性化リスク評価について

悪性症候群について

S型アミラーゼ上昇時の鑑別

胃癌のABC検診

ALP高値について

CD関連腸炎での隔離の方法と隔離解除について

療養病院での肺炎、心不全管理

療養病院でのIVH管理まとめ

終末期で高Na血症なのに浮腫や胸水が生じる理由

終末期で痰詰まりによる死亡の場合の死亡診断書やICについて

繰り返す水疱

人工呼吸器アラーム対応

高齢者の強い皮膚掻痒感/かゆみ

抗生剤のMICについて

尿量減少時の対応

生食ロックとヘパリンロック

潜在性甲状腺機能低下症

CVポートで点滴漏れが生じたとき

健診でγGTPのみ上昇している場合

<薬剤メモ 目次>

便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス

尿閉

水様性下痢(IBSも含む)

不眠

痙攣

不穏/せん妄

発熱(38.5℃以上の時)

疼痛(体重50kgあたり)/帯状疱疹後神経痛

片頭痛/群発頭痛

胃痛(FDも含む)

耳痛/頬痛

咽頭痛/感冒(かぜ)/咳/痰

インフルエンザ

肺炎

鎮静(体重50㎏)

蕁麻疹/帯状疱疹

吐血/黒色便

急性膵炎

血便

貧血

嘔気/嘔吐/麻痺性イレウス

回転性眩暈

動悸(PSVT,pAf)

動悸(脈ありVT)

徐脈

CPA

心原性ショック

敗血症性ショック

アナフィラキシーショック

DIC

胸痛

高血圧

脳梗塞

ASO

高血糖

低血糖

低K血症

高K血症

低Na血症

呼吸困難(心不全

呼吸困難(喘息/COPD

呼吸困難(肺塞栓)

髄膜炎

ドライアイ

結膜炎

創傷/褥瘡

熱傷

打撲

PPN/TPN(IVH)

PPN/TPN(腎不全)

PPN(肝不全)

強化インスリン療法(スケールも含む)

経口血糖降下薬

高脂血症

高尿酸血症

慢性心不全経口薬

慢性心房細動

大腸検査前

骨粗鬆症

花粉症

DKA

緩和ケア

経腸栄養(PEGやNGから投与する栄養)/PEG増設時のパス

ピロリ除菌療法

軟膏

低蛋白血症、腹水(肝硬変、がん末期)

ERCP時のパス

造影剤

服用時間の略語

逆流性食道炎

よく使われる漢方

シップ

認知症

鼻出血/血尿/喀血

夜間頻尿

ESD時のパス

ステロイドミニ"ミニ"パルス

療養病院での抗生剤の使い方

2018年11月投稿分

当直メモ 医療区分について を更新

当直メモ 頭部MRIの見方 を更新

当直メモ CTの読み方 を更新

当直メモ 脂肪肝 を更新

当直メモ 腰痛 を更新

当直メモ ワクチンについて を更新

当直メモ 感染対策(インフルエンザ、ノロMRSAなど) を更新

当直メモ 療養病院でのIVH管理まとめ  を更新

当直メモ 蜂窩織炎/壊死性筋膜炎 を更新

当直メモ カテ熱(CRBSI)について を更新

当直メモ 吐血、下血、血便 を更新

当直メモ 急性胃腸炎 を更新

当直メモ 骨折 を更新

当直メモ 腹部全体痛 を更新

当直メモ 健診でγGTPのみ上昇している場合 を更新

薬剤メモ 経腸栄養(PEGやNGから投与する栄養)/PEG増設時のパス を更新

薬剤メモ 鼻出血/血尿/喀血 を更新

薬剤メモ 便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス) を更新

薬剤メモ 結膜炎 を更新

薬剤メモ インフルエンザ を更新

薬剤メモ 療養病院での抗生剤の使い方 を更新

医学まとめ 神経ポイント を更新

療養病院での抗生剤の使い方

☆療養病院での抗生剤の使い方

・療養病院での抗生剤は

ミノマイシン(MINO)は100mg1日1回

②メロペン(MEPM)は0.5g1日1回

バンコマイシン(VCM)は0.5g1日1回(60分)

④セフメタゾール(CMZ)は1g1日2回→明らかなUTIの時のみ、耐性菌ありで肺炎には無効

⑤スルペラゾン(SBT/CPZ、後発:セフロニック)は1g1日2回

⑥ユナシン(SBT/ABPC、後発:スルバシリン)は1.5g1日2回

・喀痰培養でMRSAが陽性になった例でMRSAが肺炎に関与していた例は10%くらいらしい。

CDIに対しフラジール無効例が2%ありバンコマイシン内服が有効、逆にバンコマイシン無効例も2%ありフラジールが有効。点滴のバンコマイシンを内服してもよい。

・尿中レジオネラ抗原陽性ならレジオネラ感染症と考えてミノマイシン投与してみる(レジオネラの培養は難しい)。

・βラクタム無効な肺炎ではクラビット内服しながらミノマイシンでもよい。

・アミノ配糖体系抗菌薬使用時の血中濃度モニタリングは投与直前と投与開始1時間後。バンコマイシン血中濃度採血指示は投与直前(トラフ値)。ただし、VCM0.5g1日2回程度など4gまでは血中濃度測定する必要なし。腎機能で容量調節は必要ある。腎障害や聴障害は高容量で長期間投与しないとおきない。

・短期間で繰り返す肺炎、尿路感染はそれぞれ膿瘍を疑うこと。膿瘍あれば4-6週間の抗生剤投与が必要。

cf)ロセフィンで偽胆石

・ロセフィンは腎と肝から半分ずつ排泄され、胆嚢内でCaと結合し、偽胆石を作ることがある。∴Caを含む製剤と混合は配合変化起こす。

・ロセフィンで加療中に1週間ぐらいでできることがある。ロセフィン加療中に右季肋部痛あれば偽胆石を疑うこと(小児で10.1-46.5%、成人で21.4-25%)。

・特に腎機能低下例で要注意。

・ロセフィン投与を中止すると自然消失することが多い。

・胆石の原因になるため療養病院ではロセフィンを採用していないこともある。

cf)筋注できる抗生剤

・ルートも取れず、胃瘻や胃管もなく、皮下注している患者に抗生剤を投与する時は筋注できる薬剤を使ってもよい。

・チエナム0.5gは0.5%キシロカイン2mlに溶かして筋注する。

・セフメタゾン、セファメジン、セフォタックス、パンスポリン、ビクシリン、ピペラシリン、ペントシリン、アザクタムなども筋注可能。

cf)抗生剤のスペクトラムまとめ(一般名,商品名)

ペニシリン系:

PCG(ペニシリンG,ペニシリンG):GPC(Strep)

ABPC(アンピシリン,ビクシリン):GPC(Ent,Strep),GNR(E)

PIPC(ピペラシリン,ペントシリン):GPC(Ent,Strep),GNR(E,K,P,S,C,Etb,Pseudo,Acineto)

ABPC/SBT(アンピシリン/スルバクタム,ユナシン):GPC(Ent,Strep),GNR(E,K,P,Acineto),嫌気

PIPC/TAZ(ピペラシリン/タゾバクタム,ゾシン):GPC(Ent,Strep),GNR(E,K,P,S,C,Etb,Pseudo,Acineto),嫌気

セフェム系

CEZ(セファゾリン,セファメジン):GPC(Strep,MSSA),GNR(E)

CTM(セフォチアム,パンスポリン):GPC(Strep,MSSA),GNR(E,K,P)

CMZ(セフメタゾール,セフメタゾール):GPC(Strep,MSSA),GNR(E,K,P),嫌気

CTRX(セフトリアキソン,ロセフィン):GPC(Strep,MSSA),GNR(E,K,P,S,C,Etb)

CAZ(セフタジジム,モダシン):GNR(E,K,P,S,C,Etb,Pseudo)

CFPM(セフェピム,マキシピーム):GPC(Strep,MSSA),GNR(E,K,P,S,C,Etb,Pseudo)

カルバペネム系:

MEPM(メロペネム,メロペン):GPC(Strep,MSSA),GNR(E,K,P,S,C,Etb,Pseudo,Acineto),嫌気

注)

GPC(Enterococcus,Streptococcus pneumoniae)

GNR(E.coli,Klebsiella,Proteus,Serratia,Citrobacter,Entrobacter,Pseudomonus

aeruginosa,Acinetobacter baumannii)

注)MEPMの1st choiceは重症院内感染症、起炎菌がESBLやAmpC、壊死性筋膜炎の初期治療。療養病院では使わないのが原則。

参考)各種抗生剤のスペクトラム

インフルエンザ

☆インフルエンザ

タミフル75mg 2C分2朝夕食後5日間

・イナビル吸入末剤20mg 2キット(当日と翌日の朝)

 学童は1キット

カロナール200㎎(NSAID禁忌)発熱時頓服10回分もしくは発熱時2錠5回分

cf)

タミフルはA型で一部耐性あり。

タミフル、イナビルは代謝産物による薬効だが、リレンザは直接作用するので代謝による個人差がなく、吸入を5日間と煩雑だが最も効果が確実。イナビルは1回投与なので失敗する可能性あり。

cf)インフルエンザではWBC6380-8440,CRP1.9-3.2。WBC数が10,000/m3を超えている場合やCRP値が8mg/dLを超えている場合は、細菌性肺炎の合併を疑う。

cf)インフルエンザの診断書

 診断名:A型インフルエンザ感染症

 上記の者、1月22日初診にてA型インフルエンザ感染症と診断された。(1月22日に迅速検査陽性なら)1月23日から27日まで休養を要する。学校への出席は不可。尚、経過によってはこの限りではない。以下余白。(出席停止期間:「発症した後5日を経過」かつ「解熱した後2日を経過」の両方を満たす期間は登校は禁止。)

cf)妊娠中のインフルエンザについて

タミフルよりはイナビルやリレンザの方が血中への移行が少ない。

・どちらも妊娠中や授乳中の投与はOK

・母乳中にはわずかに移行するが、極微量。

・インフルエンザの母乳感染はない。

・手洗い、マスクをすれば母子分離は必要ないが、搾乳をして非感染者家族が与えるのがベスト。

・母乳中への移行薬剤で乳児のインフルエンザは治療できない。

cf)透析患者のインフルエンザにはタミフル75mgを1日1回単回投与でよい。

cf)

 ・抗インフルエンザ薬はどれも腎排泄なので腎障害時は用量調節をすること。

 ・H1はタミフルラピアクタ耐性が4%あり。

 ・H1N1でH274Yというアミノ酸に変異をもつソ連型はタミフルに100%耐性あり。

 ・RIDT(rapid influenza diagnostic

test:インフルエンザ迅速検査)の感度は70~80%、特異度は95%。感度が高い検査は陽性になりやすい検査で、それでも陰性なら病気なし。特異度が高い検査は陰性になりやすい検査で、それでも陽性なら病気あり。

 ・インフルエンザの潜伏期間は1~3日。

 ・血圧低下、意識障害、Sat低下あるとき、ハイリスク(5才未満、65才以上、18才未満でアスピリン長期投与例、妊婦、心肺基礎疾患、免疫抑制状態)は入院。

 ・鼻閉、筋肉痛、頭痛、寒気の感度は83~94%。逆に発熱+咳+急性発症の感度は64%だが特異度は94%。発熱+咳+急性発症でRIDT陰性でも36%はインフルエンザ。

 ・迅速抗原検査は熱発から12時間以内は偽陰性が5人に1人いることに注意する。療養などで陰性でも疑わしいならタミフル処方する。12時間以降は偽陰性はほとんどない。

 ・入院中のインフル検査は、臨床症状があり疑わしい場合にする(デフォルトではしないこと)。

 ・新型インフルエンザとはヒトヒト感染し、人類のほとんどが抗体を持たず、パンデミックになる可能性のあるもの(ソ連型など)。逆に鳥インフルエンザはトリヒト感染しかせず、ヒトヒト感染も家族内だけで遺伝素因が関与してると思われるため新型とは言わない。

 ・インフルエンザ患者の2m以内にいた人にはタミフル予防投与(1回1カプセル10日間)を行う。

cf)インフルエンザワクチンについて

・インフルエンザの問診は「卵食べてなんともないですか?」「妊娠してますか?」「以前に打ったことありますか?(なければ痛いことをお伝えする)」

・接種部位は利き手ではない方の上腕伸側の下3分の1(肩峰と肘頭を結ぶ線の下3分の1)、①右手で消毒、②アル綿を左手に持ち変えて皮膚をつまむ、③30度の角度で針を刺して、逆血ないか確認し、しびれなどないか確認する、④ゆっくり皮下注射していく、

⑤左手のアル綿をかぶせながらゆっくりと針を抜く、揉まないでくださいと言っておくこと。

・2-3日後に発熱することもあるが38℃台のことが多く、24時間以内に解熱する。

・健診ついでにインフルエンザワクチンを希望する人がいるが、バリウム(胃透視)とインフルエンザワクチンは同日にしないこと。

・インフルエンザワクチンには卵を使う不活化ワクチンと使わない組み換えHAワクチンがある。卵アレルギーあるからといってワクチン禁忌ではない。インフルエンザワクチンそのものにアレルギーある場合は禁忌。卵を食べると蕁麻疹が出る程度の18~49才の場合は組み換えワクチンを接種する。

・12月が流行期であれば11月中旬から下旬に接種する。

・65才以上では6か月たつと抗体価は6割になる。

cf)4人部屋でインフルエンザが発生した場合(感染対策を参照)

・4人部屋の1人でインフルエンザが発生した場合:①発症1人は個室にてモニタ管理、面会も禁止、②他3人はカーテン隔離、③病室ドアを閉めるため他3人はモニタ管理、④タミフルの予防内服(タミフル1回1錠7日間)(経口できない場合はMGチューブを挿入し内服or発症時にラピアクタラピアクタの予防投与はできない)、⑤インフル患者の注入やめるかどうかはrhonchiあるかどうかで決める(インフルエンザ治療でPEGやレビンありならタミフル1日2錠分2、5日間でもよい)

感染症患者報告書の書き方:①インフルエンザAかBか、②発症日は確定診断の日に、③感染予防対策の範囲は個室に隔離したいが、現在不可能なため仕方なく大部屋にてカーテン隔離、④治療はその他(ラピアクタ1本

〇月〇日のみetc)

・大部屋の中の1人か2人がインフルエンザ陽性で、かついろいろな部屋で同じように陽性が出ている場合は職員が感染源であることが多い。

cf)インフルエンザ後の2次性肺炎について

・2次性細菌性肺炎は急性のインフルエンザに引き続いて発症する肺炎。

・症状は急性インフルエンザの後2~3日間は患者の状態が改善を示すが、その後発熱が再発し、咳嗽、膿性痰の喀出、硬化の身体所見および胸部X線所見を含む細菌性肺炎の症候を伴うことがある。

・病原菌はStreptococcus pneumoniae(肺炎球菌)、Staphylococcus

aureus(黄色ブドウ球菌)、Haemophilus influenza(インフルエンザ桿菌)。

・2次性細菌性肺炎は慢性の肺疾患や心疾患を持つ患者や高齢者でしばしばみられる。

結膜炎

☆結膜炎

クラビット点眼0.5%5ml 1本

1回1滴、1日3回。片眼だと1本で30日分。

cf)点眼薬は1日4回両眼で10回分(1滴=0.05mL)

・目尻(内眼角、外眼角)の炎症にはオフロキサシン眼軟膏が有効。

注)眼脂にいつまでもクラビット点眼はだめ。ブロナックやニフランなどNSAID点眼や、ソフトサンティアは?

便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス)

☆便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス

便秘時の指示:便秘2日目でレシカルボン座薬、3日目でラキソベロン内服etc

・ケンエーG浣腸50% 60ml 1個

直腸付近の便秘に。

ラキソベロン10ml 1回10-15滴をコップ一杯の水で薄めて飲んでください。

4分の1以上の服用で下痢になる。腸内細菌叢で分解され腸管刺激作用。

・330mgマグラックス錠(カマグ)6錠分3

 水を吸収し、増大することで腸管蠕動を亢進させる。9錠分3まで増量可能。Mg濃度をフォローする。

cf)無効な場合は、大建中湯、D-ソルビトール、アミティーザ25μg1T/1x~2T/2xで対処。直腸にあるのであればGE浣腸を複数回かけて摘便する。

・フォルセニド12-24㎎分1

・センノシド(アローゼン)1g分1

 腸内細菌により腸管刺激物に変化。12時間持続するので就寝前に服用し、翌朝排便。IBSなどには使わない。

・新レシカルボン坐薬1個

・麻子仁丸3包分3(食間か食前)が有効なことあり

・大建中湯15g分3食前

イレウスの再発予防に。

ラクツロース30ml分3

・D-ソルビトール5g分2

 腎不全の便秘時に便を軟便化する。ラキソベロンプルゼニドも使用可能。透析導入が必要な腎不全時にマグラックスは不可。

注)

センノシド→大建中湯併用→ラキソベロン10滴→15滴→半分⇒無効ならCSをすること。

cf)

・マグコロールは透析でなければ腎機能あまり気にしなくて良い。

ニフレックは内圧が上昇するので注意。イレウス疑いの人には使わない。

ラキソベロンは時に虚血性腸炎になり得る。既往のある人には使わない。

cf)向精神病薬内服中の頑固な便秘や腹部膨満

・マグミット(330)6T/3x

・大建中湯15g/3x

・アミティーザカプセル24μg 2C/2x朝夕

・ワゴスチグミン散(0.5%)20mg/2x朝夕

ラキソベロン2.5mg 2Tネ前

(パントシンやラクツロースなども有効)

<サブイレウス/麻痺性イレウス

・パントール250mg/1ml 1A+生食100mlを1日1~3回(最大500mgを1日3回)

cf)癒着性イレウスの手術適応の判断

癒着性イレウスに対し、NGチューブから胃内容物を吸引した後に、ガストログラフィンを50-100ml注入し、6-24時間後に撮影し、右横行結腸に造影剤が認められれば、感度92%、特異度93%で手術治療なしで治療可能と判断できる。

鼻出血/血尿/喀血

☆鼻出血/血尿/喀血

ターミナル、認知症などで積極的治療が難しい場合は、アドナ30㎎3T/3x,トランサミン250mg6C/3xにて経過みていく方法もある。

トランサミンは心血管リスクある場合は使わない。チチナ100mg+生食100mlを1日1回投与する。アドナ30mg3錠分3でもよい。

・内服例はアドナ30mg2錠分2+トラネキサム250mg2錠分2+グラケー2C分2

・内服できないときは、チチナ50mg+トランサミン250mg+生食100mlを1日2回投与。

cf)療養病院での血尿

・まずは出血性膀胱炎を疑う⇒抗生剤

・バルーンの自己抜去による損傷⇒バルーン再留置+ミトンなど拘束

・寝たきり男性患者の血尿は尿管結石のことがある(後日、バルーン内に結石を認めることがある)⇒疼痛管理

・膀胱癌や腎癌を疑って細胞診をしてもよいが適応はないと思われる

経腸栄養(PEGやNGから投与する栄養)/PEG増設時のパス

経腸栄養(PEGやNGから投与する栄養)/PEG増設時のパス

☆経腸栄養(PEGやNGから投与する栄養)

・基本

CZ-hi(300ml/300kcal/水240ml) 1日3本

白湯50-50-50ml

塩1-1-1g

cf)簡便に以下の①か②で様子見てもよい(PEG/レビン)。

①メイバランス1.5(200ml/300kcal/水150ml)+白湯200ml

1日3回(療養病院での注入は白湯は1回150mlでもよいし、心不全ある場合は1回の白湯を50-100mlほど、ただし水分が少ないと便秘になることあり注意)

②ハイネゼリーアクア(250g/200kcal/水200ml)4P(1P-2P-1P/2P-2P)

・ラコール(200ml/200kcal/水170ml) 1日1本-2本-1本

 白湯200-50-200ml

 塩1-1-1g

・MA-R2.0(200ml/400kcal/水140ml) 1日2本

白湯200-400-200ml

塩2-2-2g

・PGソフト(200g/300kcal/水130ml) 1日3本

 白湯(とろみ)200-200-200ml

cf)PGソフトは胃管からの投与は粘度が高く難しい。

・ハイネゼリーアクア(250g/200kcal/水200ml) 1日6本(白湯なし)

・アクトエールアクア(400g/300kcal/水328ml)1日3本もしくは300-300-400kcal(白湯なし)

 注)逆流が多い場合。ハイネゼリーアクアよりアクトエールアクアの方がさらに粘度が高い。どうしても逆流する場合は腸瘻という方法もある。

・GFO

 CZ-hiまでは始められない時、とりあえず腸管を動かす目的

GFO100mlを1日3回

毎食、白湯50mlを流す

・状態悪いとき

 CZ-hi 朝1本

白湯200ml1日3回

・腎不全時はCZ-hiの代わりにリーナレン

・肝不全はCZ-hiの代わりにアミノレバン

片麻痺でも嚥下はOKである。無理そうならNGを留置しながらペースト食(パターンを嚥下食Cにして、主食と副食をペーストにする)などを食べてもらい、嚥下できそうならNGを抜去する。

・メイバランス1日3本追加

 食思不振あるとき

・PEGやNG希望しない高齢者の場合、食事困難時はエンジョイゼリー2~3個+バランスゼリー1個を1日3回でも良い。

cf)胃瘻時の嘔吐、下痢、便秘について

・嘔吐や下痢は時間をかけて投与したり、ガスモチン5㎎1日3回、ランソプラゾール15㎎1日1回併用する。

・便秘時はマグミット2T/2x-6T/3x、センノシド1-2T就寝前、ナウゼリン10mg1.5T/3x、ガスモチン5mg3T/3x(もしくはモサプリド3包分3)などを追加する。(デフォルトで処方し下痢気味にコントロールするのがよい)

cf)必要エネルギーと水分量

・必要エネルギー量:Harris-Benedictの公式

 女性の基礎代謝量:665+9.6×体重kg+1.7×身長cm-7.0×年齢

 男性の基礎代謝量:66+13.7×体重kg+5.0×身長cm-6.8×年齢

 必要エネルギー:基礎代謝量×活動係数

 活動係数:

  寝たきり(自己体動なし):1.0-1.1

  寝たきり(自己体動あり):1.1-1.2

  ベッド外活動(車椅子):1.2-1.3

  ベッド外活動(歩行):1.3-1.4

  積極的なリハビリ:1.5以上

・必要水分量:①30ml×現体重、1ml×エネルギー投与量、1500ml×体表面積

注)PEG造設時のパス

・造設当日はアタラックスP25mg1A+硫酸アトロピン0.5Aを筋注。

・造設当日から翌日までセファメジン2gを1日2回。

・造設当日から3日後までアドナ50mg1A/日を持続投与。

・造設3日後から白湯100ml3回、造設4日後からハイネゼリーアクア1Pから開始。1日に1Pずつ増やす。

・造設6日後まで瘻孔周囲を消毒、7日後に抜糸。

cf)PEG周囲の発赤はアズノール軟膏

cf)

・エンシュアリキッドは缶なので重たいが、薬剤として処方できる。1ml=1kcal。ただし、セレンなど微量元素が不足する。水を入れたい場合はエンシュアリキッドH(1ml=1.5kcal)がある。

・ラコールは紙なので重たくない。味が和風。薬局で売られている。

エレンタール脂肪酸を含んでいない。IBDなど炎症性腸疾患に使う。低残渣、易吸収。

注意)

・注入開始し、発熱、嘔吐、下痢あれば回数を増やして、1回の注入量を減らす、頭位を上げる等。

・リフィーディング症候群に注意する。P↓、Mg↓で低PはRBC中の2,3-DPGでHbがO2を離れにくくするので、SatがよくてもO2利用ができないことがあり、MIを起こすことあり。通常は10kcal/kgくらいから開始する。ビタミンB1欠乏もあるので注意する。