髄膜炎
<髄膜炎>
☆抗血小板薬単剤なら腰椎穿刺しても良い。2剤以上や抗凝固療法中はしない(脳外科や神経内科consult)。
☆若年者の項部硬直はやはり腰椎穿刺を躊躇しない事。
☆腰椎穿刺での出血は、硬膜外腔にある静脈叢からのもの。出血による巨大硬膜外血腫とそれに伴う脊髄神経圧迫を起こす。
☆髄液所見が正常でもヘルペス脳炎は否定できない。
☆髄膜炎の治療はステロイドから投与開始し、4剤投与する。
・オルガドロン3.8㎎1ml 2Aを生食50mlに溶いて30分かけて1日4回
・セフィローム1g(CTRX,ロセフィン)2瓶を生食50mlに溶いて30分かけて1日2回
・バンコマイシン0.5g1瓶を生食50mlに溶いて60分かけて(急速静注するとred neck syndrome)1日4回
・アシクロビル250㎎(ゾビラックス)2Aを生食50mlに溶いて30分かけて1日3回