個人メモ

間違いの指摘、助かります。

血便

☆血便 ・ラクテック チチナ(アドナ)100mg0.5%20ml 1A(1日25mg-100mg) リカバリン(トランサミン)250mg10%10ml 1A(1日250mg-500mg) 急速静注 ・E入りキシロカイン1A ガーゼに浸して肛門鏡で充填 ・腹部造影CT cf)下血は黒くて上部消化管出血、血便は赤くて…

急性膵炎

☆急性膵炎 ・ラクテック500ml 急速静注、その後160ml/hr ・オメプラール20mg 生食100ml 30分かけて、1日2回 (生食20mlでショットで投与してもよい) ・メロペン0.5mg1瓶 生食100ml 30分かけて、1日4回 ・ナファタット50(フサン)1瓶 5%ブドウ糖 500ml 160m…

吐血/黒色便

☆吐血/黒色便 ・ラクテック チチナ100mg0.5%20ml 1A リカバリン100mg10%10ml 1A 急速静注 ・ガスター20mg 1V+生食20mlに希釈しゆっくり静注、もしくはメイン点注 1日2回 ショットで急速に投与すると血圧低下あり。 ・オメプラール20mg 1瓶 生食100ml 30分か…

蕁麻疹/帯状疱疹

☆蕁麻疹・アレグラ1回60mg1日2回・アレジオン1回20mg1日1回cf)眠気が少ないcf)抗ヒスタミン剤での運転の可否運転注意の記載なし:アレグラ、クラリチン運転時には注意の記載あり:アレジオン、エバステル、タリオン運転はしないよう注意することの記載あり:…

鎮静(体重50㎏)

☆鎮静(体重50㎏) ・プレセデックス200μg2ml 生食50ml 5ml/hr 呼吸循環抑制が少ないが効きが悪い ・ミダゾラム(ドルミカム)10mg2ml 1A 生食5ml 2A 合計10mlにして、2mlずつ投与(急いでいる時は5ml投与) ・ミダゾラム(ドルミカム)10mg2ml 1A 希釈せず…

肺炎

☆肺炎 ・セフィローム1g:ロセフィン 2瓶 生食100ml 30分かけて(1日1回から2回) ・クリンダマイシン600mg(ミドシン/ダラシン)1A 生食100ml 1時間かけて(1日2回) ・アザクタム1g 1瓶 生食100ml 30分かけて(1日2回) ユナシンやセフィロームで薬疹が出…

インフルエンザ

☆インフルエンザ ・タミフル75mg 2C分2朝夕食後5日間 ・イナビル吸入末剤20mg 2キット(当日と翌日の朝) 学童は1キット ・カロナール200㎎(NSAID禁忌)発熱時頓服10回分 cf)インフルエンザではWBC6380-8440,CRP1.9-3.2。WBC数が10,000/m3を超えている場合…

咽頭痛/感冒(かぜ)/咳/痰

☆咽頭痛/感冒(かぜ)/咳/痰<抗生剤>・ジスロマック250mg2錠分1朝食後 3日分・クラリスロマイシン200mg 2錠分2朝夕食後 7日分注)マイコプラズマと百日咳の可能性がある場合はあらかじめ処方しておく(クラミジアの場合は7-14日間投与)<感冒薬>注意)感…

耳痛/頬痛

☆耳痛/頬痛 ・オーグメンチン250mg4錠分4 ・カロナール錠200mg 2錠 cf)オーグメンチンは簡易懸濁は不可。胃管から投与するときはユナシン(経口薬)にする。

胃痛(FDも含む)

胃痛(FDも含む) <注意!!> 胃痛か狭心痛か判別できない時(STが1mmを超えない程度に上昇or低下しているが、TropTやラピチェックは陰性の場合など)はニトロペン舌下錠0.3mgを投与し、15分後に心電図再検する。帰宅させる場合は狭心痛の可能性が否定できない…

片頭痛/群発頭痛

☆片頭痛/群発頭痛 ・マクサルトRPD錠10mg1日20mgまで 1錠 虚血性心疾患あるときは禁忌 ・デパス0.5mg1錠 寝る前

疼痛(体重50kgあたり)/帯状疱疹後神経痛

疼痛(体重50kgあたり)/帯状疱疹後神経痛 ☆疼痛(体重50kgあたり) ・セレコックス100mg2錠分2朝夕食後 セレコックスは頓服はしない(効果発現が遅い) ・ケンタン錠60mg(ロキソニン)1錠 ムコスタ100mg1錠 ・ナイキサン100mg1錠 腎機能低下時 ・カロナー…

発熱(38.5℃以上の時)

☆発熱(38.5℃以上の時) ・カロナール坐剤(アンヒバ、アルピニー)100mg 2個 ・ジクロフェナクナトリウム坐剤50mg(フェニタレン) 1個 cf)体格の小さい場合や高齢者は25mgにする。腎機能障害ある場合は禁忌。透析患者ではむしろ使用可能。血圧低下時も使わな…

不穏/せん妄

☆不穏/せん妄 ・アタラックスP25mg 1Aショットもしくは筋注 ・セレネース5mg0.5%1ml 1A筋注 ・セレネース5mg0.5%1ml 1A 生食100ml 1時間かけて投与し、入眠すれば終了する。 cf)EPS予防にアキネトン1/3A(5mg/1ml/1A)を混注することがある。筋注の場合も混…

痙攣

☆痙攣 ・テグレトール100㎎2錠分2 カルバマゼピン。症候性癲癇の第1選択薬。血中濃度を測定する。成人初発の癲癇は脳腫瘍を精査。 ・セレニカR細粒800㎎分2 バルプロ酸。デパケンの細粒版。癲癇全般に使える。 cf)メロペンと併用は禁忌 ・ホリゾン10mg 1A 0.5Aずつ投…

不眠

☆不眠 ・デパス0.5㎎1錠+マイスリー5㎎2錠 これでとりあえずはOK ・ゾピクロン7.5-10mg 1錠(アモバン) 入眠障害(超短時間型)、非BZP系。起床時に苦味。 ・ゾルピデム5mg 1-2錠(マイスリー) 入眠障害(超短時間型)、非BZP系。副作用少ないが弱い。 ・…

水様性下痢(IBSも含む)

水様性下痢(IBSも含む) <注意!!> 下痢の訴えで、実は軟便、臍周囲の鈍痛、食欲なしは虫垂炎!! 虫垂が長くて臍あたりまで来ていると考えるべし!! もしくは腸捻転や絞扼!!痛みの部位に一致する腸管の狭窄/狭小化と口側の軽度拡張、少量腹水あれば…

尿閉

☆尿閉 ・エフミン錠25mg 1錠 タムスロシンカプセル0.2mg(ハルスロー)1C ウブレチド錠5mg 1錠 朝1回 cf)バルーン留置したまま退院する方法もある。

便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス)

☆便秘(サブイレウス/麻痺性イレウス) ・ケンエーG浣腸50% 60ml 1個 直腸付近の便秘に。 ・ラキソベロン10ml 1回10-15滴をコップ一杯の水で薄めて飲んでください。 4分の1以上の服用で下痢になる。腸内細菌叢で分解され腸管刺激作用。 ・330mgマグラックス…

尿量減少時の対応

☆尿量減少時の対応 ・溢水であればラシックス投与、脱水であれば点滴だが、判断しかねる場合も多い。脱水の方がより怖い(脱水⇒臓器還流低下⇒多臓器不全)。迷ったら、まずは点滴をしてみる。 ・溢水か脱水かの判断材料は、 ①in/outバランスを見る。食事量が…

抗生剤のMICについて

☆抗生剤のMICについて MICとは最小発育阻止濃度。例えば、http://www.antibiotic-books.jp/drugsによると、緑膿菌のMIC80(80%の菌が死滅するMIC)に関して、MEPMは6.25μg/ml、PIPCは16μg/mlとなっている。 ここで例えば、ある検体から培養された緑膿菌株に…

高齢者の強い皮膚掻痒感/かゆみ

<高齢者の強い皮膚掻痒感/かゆみ> ・肝機能、腎機能のチェック。 ・疥癬を除外する(メスの刃を立ててかさぶたのところを数回こすって、スピッツにメスごと入れて提出する) ・疥癬ならストロメクトール3mg錠を体重に合わせて1回のみ内服する(15-24kgは1…

人工呼吸器アラーム対応

☆人工呼吸器アラーム対応 ・無呼吸アラーム 設定:15-20秒に設定 原因と対策: ①自発呼吸の低下→PS,CPAPではなくA/C,SIMV,SIMV+PSに変更 ②呼吸回路のリーク、外れ→リーク(カフ漏れに注意)、回路の確認 ③自発呼吸のトリガー不良→トリガー感度を上げる ・気…

繰り返す水疱

☆繰り返す水疱 ・鑑別として蚤や亜鉛欠乏、褥瘡(機械的刺激)によるものがある。 ・血清亜鉛値を測定し、亜鉛欠乏ならプロマックD錠の内服を行う。 ・水疱が緊満性で皮疹もなければ類天疱瘡の可能性あり。抗BP180抗体の測定をしてみる(抗BP180抗体陰性なら…

終末期で痰詰まりによる死亡の場合の死亡診断書やICについて

☆終末期で痰詰まりによる死亡の場合の死亡診断書やICについて ・重症の原疾患(老衰、蘇生後低酸素脳症、慢性閉塞性肺疾患、脳血管障害後遺症など)のために日常的に痰が多い状態で、呼吸筋疲労や嚥下反射の低下のため自己喀出がうまくできず痰が詰まったと…

終末期で高Na血症なのに浮腫や胸水が生じる理由

☆終末期で高Na血症なのに浮腫や胸水が生じる理由 ・経鼻栄養、胃ろう栄養では2年弱、高カロリー点滴は8ヶ月の生命予後。 ・長期間の高カロリー点滴の結果、心不全になっていく。 ・低栄養による低Alb状態が進行し膠質浸透圧を維持できずに漏出性胸水や肺水腫…

療養病院でのIVH管理まとめ

☆療養病院でのIVH管理まとめ 注意)異常があるからといって、すぐに抗生剤を開始したり、利尿剤を開始したりしないこと。 ①アミノトリパ1号850ml+ビタジェクト1A+ソルデム3A200mlから開始 cf)男性や大柄女性にはソルデム3A200mlではなく500mlにしておく。 c…

療養病院での肺炎管理

☆療養病院での肺炎管理 ・肺炎ばかりを見るのではなく、心不全などほかの併存疾患を注意深く観察する。 ・「下腿浮腫や頸静脈怒張が出てきた」「尿量が減ってきた」などは心不全の徴候。 ・肺炎が改善してきているにもかかわらず心不全が増悪していくことも…

CD関連腸炎での隔離の方法と隔離解除について

☆CD関連腸炎での隔離の方法と隔離解除について ・VCM投与終了後に下痢が続くこともあるが、①腸管粘膜障害が改善していない、②腸管内の常在菌の乱れが回復していない、③低蛋白血症による腸管の水分の吸収不全、④蠕動機能が回復していない等によることもある。…

ALP高値について

☆ALP高値について ・γGTP上昇なければ骨疾患か、生理的。→整形外科コンサルト ・γGTP上昇あり、T-BiL上昇あれば総胆管胆石など考慮。→腹部エコー ・γGTP上昇あるが、T-BiL上昇なければミクロな胆汁うっ滞の可能性ありAMA、M2測定し、上昇あればPBC疑い。→肝…